１４世紀以降、ルネッサンス期のイタリアで、貴族の間で余興として踊られていた後、フランスで舞台芸術として形成されたと言われています。ダンスジャンルの中では最も歴史の深いジャンルの一つです。その起源からも観られることを前提として基礎が構築されており、演出家、音楽家、舞踊家と、役割が明確に分かれ、それぞれの芸術としての完成度が高く、あらゆるダンスの基本とも言われています。「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」など、世界的に有名な名作が、歴史を跨ぎ数多くの演出家やダンスカンパニーによって上演されています。

日本でもお子様の習い事としてもポピュラーですが、手の先や、足の先まで、体の隅々まで意識して踊ることで、ダンステクニックの向上だけではなく、「美しい姿勢」や「しなやかで強いからだ作り」、「挨拶などの礼儀作法」、「芸術への感性の向上」など、様々な効果が見込めるダンスジャンルです。

ヒップホップダンスは、ヒップホップミュージックに合わせて踊るダンスとして、1970年代後半に、アメリカのニューヨークのストリートで誕生しました。現在、日本でもおなじみの ヒップホップダンス は、ストリートダンスの中でも、もっとも代表的なダンスの一つです。アップとダウンの縦ノリのリズムが基本で、ランニングマンやロジャーラビット等、見たり聞いたりした事のあるステップもあるかと思いますが、基本的にはこれというルールはなく、時代や音楽の流行りによって常に変化しているスタイルです。

日本では、キッズヒップホップダンスは非常に人気があり、世界的にもレベルが高く、コンテストやバトルイベント等でハイレベルなキッズダンサーが多出しています。学校教育の授業にも認定される等、近年より子供達には身近なリズムやダンスとなってきています。入りやすいステップや動きが多い為、初めてでも馴染みやすく、楽しく、かっこよく踊りたい子におすすめのジャンルです。