Our LESSON

１４世紀以降、ルネッサンス期のイタリアで、貴族の間で余興として踊られていた後、フランスで舞台芸術として形成されたと言われています。ダンスジャンルの中ではとても歴史の深いジャンルの一つです。その起源からも観られることを前提として作られており、演出家、音楽家、舞踊手と、役割が明確に分かれており、それぞれの芸術としての完成度が高く、あらゆるダンスの基本と言われています。「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」など、世界的に有名な名作が、歴史を跨ぎ数多くの演出家やダンスカンパニーによって上演されています。
近年では、子供の習いごとだけではなく、大人になってからバレエを始める人も増えています。手の先や、足の先まで体の隅々まで意識して踊ることで、「姿勢改善」や「身体への意識向上」などの効果があり、また、体幹をメインに使う為、余計な脂肪を落とし、バランスのよい筋肉が鍛えられ、健康的に痩せられるフィットネス視点としても注目されています。

ヒップホップダンスは、ヒップホップミュージックに合わせて踊るダンスとして、1970年代後半に、アメリカのニューヨークのストリートで誕生しました。現在、日本でもおなじみの ヒップホップダンス は、ストリートダンスの中でも、もっとも代表的なダンスの一つです。アップとダウンの縦ノリのリズムが基本で、ランニングマンやロジャーラビット等、見たり聞いたりした事のあるステップもあるかと思いますが、基本的にはこれというルールはなく、時代や音楽の流行りによって常に変化している為、近年ではジャンル分けすることが困難な程、自由なジャンルになってきています。大きく分けて、オールドスクール、ミドルスクール、ニュースクール、スタイル系等の時代に沿った俗称があります。オリンピック競技にも入ったブレイクダンスなどはオールドスクール、EXILEさん等で流行った動きはミドルやニュースクール、海外アーティストのP V等の振付はスタイル系が主流で人気があります。

ヒップホップダンスは人に観せる為にではなく、クラブやパーティーでのノリや遊びから生まれた要素が強いダンスです。近年では、子供や女性など年齢、性別問わず幅広く楽しまれるダンスとなっています。

１９７0年代、シカゴにあった、WERE HOUSE（ウエア―・ハウス）というクラブで、メインDJであったフランキー・ナックルズ氏が、当時流行っていたディスコミュージックや、ソウルミュージックに打ち込み音楽をミックスさせてブレイクしていました。そのDJプレイから生まれた音楽を、クラブの名前のからとって、HOUSE（ハウス）と呼ぶようになったと言われています。HOUSE（ハウス）は、その名の通り、ハウスミュージックに合わせて踊るダンススタイルで、 速いビートで目まぐるしく動き、流れるような素早いステップと、フロアワークが特徴で、人種を超えた色々な人に愛されてきました。そのため、民族舞踊的な動きも多く含まれていて、他のダンスより自由度が高く、個性が光るジャンルでもあります。現在では、ステップやターンを中心に踊る、LOFTING（ロフティング）、上半身を使った前ノリなリズムを強調する、JACKING（ジャッキング）というスタイルが主流です。日本では、TRFのSAMさんや同世代のダンサー達が、当時のダンス番組やクラブでハウスダンスを踊ったことにより広まりました。現在ではより自由度が高く、子供から大人まで様々なMIXスタイルで楽し希ているジャンルです。

直訳すれば「現代的」ダンスです。ダンス界の歴史的な流れでは、クラシックバレエからモダンダンスが生み出され、モダンダンスからコンテンポラリーダンスへと変化を遂げてきました。　欧米の著名な振付家達が、実験的で規定概念を覆す様な作品を創り、世の中へ発表してきた事により、その時代の社会情勢や、風潮、人間模様などを色濃く反映した身体アートとして認識されてきました。　現在では、クレシックバレエからの派生だけではなく、ヒップホップ等の他ジャンルのダンスや、演劇、マイム、格闘技等、より多方面からのアプローチも増加しており、よりジャンルレスな「身体表現」の場として、大小沢山の作品が生み出され続けています。

その為、ダンサーによって基礎やテクニックが多種多様となり、レッスン内容については、オリジナリティーの強いクラスが多いです。コンテンポラリーダンスが盛んな、ヨーロッパでは、繋ぎ流れる様な動きのフロアーテクニックやインプロヴィゼーション（即興）コンタクト(人と人が掛け合いながら作る動き)等が主流となっています。

日本では近年、Eテレ系の教育番組などの表現方法でよく取り入れられ、テレビドラマ「きみはペット」の役中で嵐の松本潤さんが踊るシーンや、女優の土屋太鳳さんが、Siaの「Alive」日本版P Vで踊ったダンスなどで話題となりました。